W.C.カラスの駄々漏れ日記

W.C.カラスの日記です

220815

wckarasu
朝はゆくりして
飯は食わない。

SMへいく。

お里に行くので手土産を

あと、お墓に供えるお花を

それと隣の安い衣料品店で傘を。

実は昨夜ネビルに借りたちょいと良い傘を帰りの電車に忘れてしまって
あいの風とやま鉄道に問い合わせたがなかったとのこと、タレか持ていってしまったようだ。

まず傘を買ったのだが、これが安いよ。
390円である。
コンビニより断然安い。
しかしながら、
借りたのは2000円ほどする良い傘だったそうで、この店の最上位のちょいと洒落た柄のを買った。
しかしながら、それでも790円でそれ以上のものがないのである。
あとでネビルに正直に話したが気に入ったようで許してくれた。
よゐこだ。

私は大体はネビルの好みがわかる。

それで、SMの花屋の前に行ったら390円の花束があった。お、安いね。これやな。
と思った。
私は7月は山仕事に行かれなくて、それまで音楽をたくさんやったから収入が激減したし、コナロのお陰でライヴがとびまくって山仕事にたくさん行けた時期にたまった預貯金も少しあったがそれもヤバくなって来たので節約せねばと思っているのである。
このままの調子でいくと、、

7月はコナロにならなければ山仕事に一週間ほど行けたのだが、

チェンソーがぶっこわれもんになったのも痛かった。

情けない夢のない話だがここには正直に書いておく。
実際に私くらいの者だとバンドはやりたいし別宅を借りたりしているし赤字になると思われる場にも進出してじり貧は避けたいし新譜も作りたいしで、ある程度金をかける規模になっているので攻め攻めでやればやるほど貧乏になってしまふのである。

それでもやりたくてたまらないからやる。
しかしながらヤバくなるのはわかっているから、それを見越して8月はライヴを減らしたのだ。
いわば山仕事強化月間である。

東京の端にある別宅はなんとしても死守したいし、
そうなると音楽を減らして山仕事に行ける間を作らねばならんといふ、なんとも歯がゆい状況である。
早くただの遊び人になりたい。

節約はちょっとぐらいなら焼け石に水なのはわかりきっているが、そういう気持ちが大切であってなぞ思ふ。

しかしながらせこいことはやりたくないし、パーッと太い腹を見せたくなることもしばしばある私には実に悩ましいところである。

でもよく思うのは

音楽とその仲間たちとの交遊に金を使うのは実に私にとって重要なことだからであってギャンブルその他に吸いとられるよりよほど良いだろう。
真に本望であるししあわせな金の使い方である。

金なぞどうでも良いと常々思うがたまに心配になり、
でも、なんとかなるであろう、とまた思うのである。


それでその安い花束を買おうと思ったがでもその前にお中元を買った。
そしたら少し嵩張るし傘も邪魔なので一旦車に置いてきた。

そして花屋の前に戻ると、
私くらいの年齢の黒いワンピースを着た少し良い感じのする女性が二束、その390円のを眼前で持っていってしまってなくなった。
ああ、ひと束残して欲しかった。
実に口惜しい。

はっと気がついた。私はなんとせこいのだろうか、

私はすぐに590円のを買った。

信心はなくノーリリジョンの私である。
慣習として墓参しているだけだ。
安い花でもよい。
線香やロウソクはどんどんたまってしまってとってあるのだが、毎年もていくのを忘れてしまってまた買うのが常だ。
それで充分、今年は必ず持て行こう。

帰宅し、Tつネビルと墓参及び実家に向かう。
Nつはアパートに引き越してからといふものなかなか顔を見せぬ。今日も仕事があって来られない。

そしたらやはり忘れました。

ロウソク線香を取り戻り。

墓場に行くと混んでいた。
朝はどしゃぶりだったのでみな時間をずらしたようだ。

線香は新しいのがさしてあってすぐに消えて残っているのでそれに火をつけたからもて来たのは使わなかった。

実家に行く。

お寿司やオードブルが準備してあって、
酒類はビイルしかないといふからそれを飲む。

犬は此度はあまり吠えなかった。
珍しくナゼナゼしてもおとなしくされるがまま。
いつもは嫌がってすぐに怒ったように逃げて行くのだが。
五年ほどかかってやっと慣れてきたのか。

そのうちどうやらパチンコにいっていた弟が帰ってきて、自室から獺祭をもてきてくれたからそれを飲む。

父母は元気である。
父は運転免許を返納したそうだ。


2時頃帰宅し
昼寝す。

四時すぎにTつに駅まで送ってもらい富山市に向かう。

富山駅からライトレールつまり富山港線に乗る。
たぶん二十年ぶりほどだ。

安い。どこまでいっても210円

終点の岩瀬浜駅で降り

富山県のものには昔北前船で儲かった町として有名な岩瀬に行く。

たまにドライブして通ったりする割りと好きな町だ。
此度は写真をあまり撮らなかったが昔栄えたから古い町並みが残っていて実にいい。

いまは廃れたのかひとがほとんど歩いていないがそこがまたよい。

ひととひとりも会わずアナザホリデーといふ紅茶の茶店に着く。

とてつもなく静かだ。

ここでリッキー、つまりリクオのライヴがある。

薄ぼんやりと噂には聞いたことがあるような気もするが初めて私は来た。

富山に生まれてこの方、58年住んでいるとはいえ、この片田舎であってもいくらか音楽コミュニティはありその全てに関与できるわけもない。

たまたま、ここののりこさんと昨年金沢でのリッキーのライヴで知り合いそれで発見したわけである。

写真家でもあるのりこさんは大阪のひとであって二十年ほど前にいろんなつてでなんでか岩瀬に店を持つことになったそうだ。
そういう関係でリッキーとは大阪におった時から知り合いらしい。
店を開いた時から毎年呼んでいたといふ。
コナロでやれなかったから三年ぶりだそうだ。

外から見ると看板以外はほぼ普通の田舎の民家である。

外からは全くひとの気配を感じない。
初めての店ゆえやや緊張して扉を開く。
意外にひとがおって、中は割りと賑やかであった。

知った顔も多い。
昨日私のライヴに来てくれたひとも数名おる。

ここも酒精飲料はビイルしかないようで城端ビイルといふ地ビイルを誂える。

五種類あって結局全部呑んだが、はかまエールといふのが私には群を抜いて旨かった。

そのうち、マスターが清酒を注いでくれたのだが。

女性が大方のお客はいっぱいになり、多分25名以上はいただろう。

入場料は四千円だった。
生々しいことを書くようだが、たぶんこうした場ではフルバックであろうから、リッキーは10万円ほど取るにちがいない。

やはり所謂メジャーからデビューしたひとは料金からして違うし田舎であっても知名度は高い。

でも、しかし、たぶん、それでも裕福といふわけではないだろう。
リッキーは心意気のひとであって端からみたらきっと自分のギャラなぞ度外視したような興業を自ら打って出たりしている。

スポンサーがついたり、補助制度を活用してなんとかなっているといってはいるが、楽ではないだろうことは想像できる。

であるから私なぞは楽どころの話ではないのである。

そんなことを考えつつライヴを楽しんだし曲間のおしゃべり、いわゆるMCも示唆にとんでいて大いに刺激になった。

そして、私はなれぬビイルをたくさん呑んでオシッコにばかりいっていた。

まあ、清酒でもよくトイレに立つのだが、

外に灰皿があったが店のひとも含め三十名足らずいたのに喫煙者は私だけであった。

ほとんどのお客はすぐにさっと帰り。

リッキーも外に出てきて地べたに座り話す。

打ち上げにも参加させてもらった。

だが終電が早い。

ヤバい。

同じくライトレール終電に乗らねばならぬ女性ふたりと走る。

リッキーは乗れなかったら帰って来いといったが、嫌である。
今日は是非うちに帰ってお布団で寝たい。

必死に走る。

オシッコがヤバくなり立ちションす。

本当にギリで間にあった。
乗り口が逆で電車の前の線路を渡ったりしたが、

助かった。

あいの風とやま鉄道の終電にも乗れて
タクシーがいなかったから歩いてうちまで帰る。

千保川沿いは秋の虫が鳴いていた。

無事帰宅しバタンキュー。