250607
10時家出
いつもより少しだけ早い。
浅草に着いてリサイクル着物屋へ行く。今日の浪曲教室発表会でおかやんからもらった紋付袴を着るつもりなのだが角帯と腰ひもが入っていなかったので買わねばならんからだ。
リサイクル着物屋のある場所へ行ってみたがどうも様子が違う。普通の土産物屋のようだ。念の為、店の人に角帯なんかは売っていらっしゃるのかと聞いてみた。ないね。の一言だけ。実に愛想の悪い年配の女性だった。昔はこんなひとは多かったが今どきは珍しい。逆に懐かしいような気持ちになった。
着物屋は3階であった。
入ってみる。店主の女性にこうこうこうこうこういふわけで角帯と腰ひも2本欲しいのだといってみた。それでしたら腰ひもは出しますんで袴ならこっちの絹の角帯にしたらよいから好きなのを選べといふ。特にセオリーはないから好みので良いといふ。一番安いのにしたが3300円であった。
あ、そういえば昨日は祭り用品店で足袋を買ったのだった。
それはないとわかっていたのだが、その後浪曲協会に着付けを頼む旨申し出たら揃っているか確認するものリストを出してくれて帯腰紐がないことが発覚したのだった。
いつもの時間に木馬亭へ
席を確保して
君塚へ
おでん、おしたし、山田
琴哉 金魚 栃錦少年時代
すみれ さくら 小平誕生物語小川弥一悲願の開発願い
恭太郎 金魚 崇徳院
小ゆき 一貴 ハリエット・タブマン伝B.L.M
隼人 さくら 松浦の太鼓
宝井梅福 お竹如来の由来
勝千代 まみ ローマの休日
奈々福 まみ 御伽草子より物くさ太郎
今日は企画公演で新作の日であった。
私は今日もかなり眠ってしまった。睡眠時間が短かったので致し方ない。
そんな中で小ゆきさんはしっかり聴けた。サイコーであった。初演の時よりぐんと良くなっていたし唸りも凄かった。いい作品だ。私は茫々たる涙をながしていた。サングラスを嵌めているが涙がツツーッと頬を伝った。
こんだバイユーゲイトでこのハリエット・タブマン伝をやることに決まっていてまたきっともっと良くなるだろうから必見である。
フジテレビのイットといふTV番組が取材に来ていた。なんでも恭太郎さんが街で声をかけられて浪曲師をやっているといったら面白いとなったらしい。良いことだ。
後ろに座っていた女性がこんにちは、と声をかけてくださった。ファンのひとか?良く考えたら一緒に浪曲教室に通うひとだった。
終わって表に出たらおかやんがいた。
knnさんは木馬亭から来ていた。
私の発表会を観に来たのだ。
おかやんはダメージが残っており辛くて浪曲には来られなかったといふ。
私は着付があるので先に浪曲協会へ
私が一番乗りのようだった。
雲月師、博喜さん、小そめさん、かおりさん、秀勇さん既におりあいさつ。
秀勇さん先日は火曜亭に来ていただいてありがとうございますとおっしゃる。いやいや、なかなかタイミングが合わなくて。
雲月師が着付けをやってくださる。
とても嬉しい。日本浪曲の第一人者に着付けをしてもらう光栄にあずかれるとはなんといふことだろう。私は世界を広げている。
と、おや、紋付きがないね。とおっしゃる。え、?羽織しかなかったのだった。私もなんにもわかっていないので中身を適当にしか見ていなかった。
羽織でなんとか誤魔化し全然大丈夫みたな状態にしてくださった。
あれ!なかなかいいじゃないか。
似合ってる。意外だった。
雲月師と記念撮影。
サービスがいい。
かっこいいなぞ皆さんおっしゃってくださる。いやあ、
時間くるまで席で待つ。
そのうち奈々福さんも来る。
バーハナのotkさんとimnrさん映画撮影のためやって来る。
時間となり始まる。
皆さん初手からはかなりの上達だ。私は特に良いと思う人もいる。
が、やはりガチでやりたいのはこの中では私が一番だ。
私もやる。
私は喉が渇いていた。飲み物がなくなったからだ。
knnさんとおかやんの姿があったからなんか飲ましてくれとお茶をもらった。
私は緊張といふのとは違う意味で少しドキドキしていた。
なんでかといふと美舟さんが来るといっているからだ。長くなるが説明する。先月美舟さんにこの発表会のことを話したらなんとその時に私の三味線を務めたいとおっしゃったのだ。
このひとは本気でいっているとすぐわかった。本当にオープンマインド、天衣無縫、天真爛漫なひとでそうした心意気は嬉しいからもちろん私は全く構いませんよといったのだ。けれどもよくよく考えたらこんなくそド素人に天才曲師がわざわざやってきてつくなぞあり得ないし私の時だけ博喜さんから美舟さんに代わるなぞそんなことを協会は許してくれるのだろうかと心配ではあったのだ。そしたら美舟さんが協会に掛け合ってくれたのだがやはり許してはくれなかったと人伝に聞いたのが昨日。だけどやはり私のボイスがどうしても聴きたいから観に来るといっているとこれも人伝に聞いた。
美舟さんはSNSなんかは一切やらないし私は連絡先を知らない。
それで私は観覧者がいる場合は事前にいふようにと協会からいわれているからotkさん、imnrさん、knnさん、おかやんと、やはり一応いっておいたほうが良いかと思い美舟さんがいらっしゃると伝えたのだが、協会員の観覧は受けかねるとの芳しくない返事が来たのである。しまった〜、要らないことをいってしまったのか私は。部外者だから関係性もさっぱりわからないくせに美舟さんと協会側がなんか気まずい感じになりはしまいかと案外センシチブな私は勝手にドキドキしていたのである。それで演台に向かうと待ってましたと声をかけてくれるひとあり。意外にそれは同じ受講者の年配男性だった。そうだったのかあなたは私の唸りが好きだったのか。うれしむ。
そして広間の向こうの下がりに美舟さんの顔が見えた。う〜む。期待してくれているひとが少なくとも6人もいるし特に美舟さんはいろんな障害があった中来てくれているのだ、と思うと力が入ってしまった。酒も飲んでいないので雑念も湧いたし。
だから途中啖呵が飛んだりしたし節もどうも要らないビブラートがかかったりで出来は悪かったがまあまあかな。
雲月師からプロ級との講評を頂いた。
私はガチで金をとってやっているのでそれぐらいいってもらえないようでは駄目だ。
挨拶しようと思ったのだが美舟さんがスッと帰って行くのが見えた。ありがとう。
木戸番をやっているknzさんもなかなか良かった。私よりだいぶ若いがかなりベテランらしい。
とかく楽しい感じになった発表会であった。
最後の講評で雲月師が涙を零された。
もう、カワイイっ!
8時半頃終わって着替える。
かおりさんが全部畳んでくださった。ありがとうございます。
それでおかやんとknnさんがおると連絡があった居酒屋へ。
愉しかった。沢山のんだ。
11時閉店でちょうどよい。
銀座線でknnさんと日本橋でわかれ、おかやんと赤坂見附でわかれる。
私は表参道駅で千代田線に乗り換えようとしたら3人組の警官に職質を受ける。なんでなのだと丁寧な口調で聞く。かばんが膨れているのが気になると身長恐らく190は絶対にある大男がいふ。私はカチーンときた。
なんにもないですよ。
そして私は若い警官3人をだいぶ罵ってしまった。私はINUのティーシャートを着ていたからでもないが国家のイヌどもめがと捨て台詞を吐いて立ち往ぬ。
喜多見に着いて
松屋に入ってしまった。
だが小盛りにしておいたからよし。
帰っても食欲おさまらず美舟さんが私にとおかやんに渡してくれたお菓子をバリバリ食べた。齒を磨いて寝る。