231101
朝は早くに目が覚めたが
布団で蟠っていたらあっといふまに時間が過ぎてこりゃあやばい。
風呂にさっとはいり
昨夜の鍋に蒟蒻麺を入れそれに納豆をかけてかきこむ。
駅まで走る。
乗りたい電車には間に合った。
今日も浅草
雷門前で岡やんと待ち合わせ。
やあやあ、と岡やんに雷門をバックに構えてもらい写真をば撮る。のまないと本当に大人しいしとだが写真にだけは必ずしょうきんな構えで応えてくれる。
浅草寺に詣る。
何年ぶりだろうか。
たくさんの人。
白人も多い。
おっとうっかりしていたらこんな時間だ。
目的の木馬亭へ。
いやあ、しぶいねえ。
通りも実にいい。
木戸銭を支払いまごまごしていたら法被を着た係のひとが外出するんなら席に荷物かなんか置いてから行ったらよいといふ。いやいや、そんなつもりではなくて初めて来たのでどこに行けば良いのかわからぬのですと申した。
おお!そうですか!それはありがとう存じます!と初めての客がだいぶ嬉しいような反応を示す係のひと。
私は良くわかる。初めてライヴに来てくれるひとがいたらどんなに嬉しいことか。
不人気稼業のひとの気持ちがよくわかる。
係のひとが教えてくれ寄席に入る。
おお!写真や動画で見た通り割に広いなあ。素晴らしい。
岡やんがサウンドがよさそうなのはあの辺りだろうといふから割りと真ん中あたりに席を取った。予約制度もないし自由席だし浪曲はフリードムだ。
そいで外出す。
向かいの自動販売機で茶を購める。
岡やんが隣のカレーパン屋が気になるようで中入で買って食べるといっていた。
時間となり太鼓が打ち鳴らされる。
幕が開きまずは玉川奈みほ
曲師は憧れの
沢村豊子!
衝立があるトラディショナルスタイルだから姿が見えぬのが残念だがそこに豊子さんがおるのである!嬉しい!ああ、感激だ。
ところが、
あれ、え、
どうもピッチがずれる。
三味線はフレットがないからなあ。
豊子さんは86か7になっている。
耳が悪くなっていても全くおかしくはない。ロックンロールの先輩方にもプレイがよたよたになっているひとは確かにいるからなあ。
それでかどうかわからぬが奈みほさんも音痴になってしまっている。いや、もしかしたら奈みほさんの節を聞いて豊子さんは合わせようとしているのか?いや、だけど開放弦を使うからそいつは厳しい。
だけどいい。実にいい。ピッチが甘かろうが何だろうが名人沢村豊子が弾いているのだ!
文句なしだ。
演目は陸奥間違いであった。
落語でもやっている有名な話だから興味があったら調べてください。
次に天中軒すみれ
曲師は沢村理緒
演目は武林唯七
すみれさんは平成五年生まれだといふからNつと同い年だ。よく浪曲なぞやろうと思ったものだ。この臭い臭い浪曲のどこが良かったんだろうか。なぞ考えた。私はわかりますよ。蛇蝎の如く嫌うひとの気持ちも。何を唸ってやがんでえ。お涙頂戴の浪花節。ああ、いやだいやだ。といふ気持ちもわかりますよ。実は私にもなんでこんな大好きになっているのかよくわからんのだ。古いもんが好きだし、廃れ行くもんが好きだし、なんかこう現代社会と違う概念みたな感じが好きだし、時代劇が好きなのに似ているのかなあ。いやあ、でも凄い浪曲師は格好いいからあねえ。とにかく格好いいんです。
理緒さんはピッチがしっかりしていた。
音締めもよい。
次に
天中軒景友
曲師広沢美舟
演目は自作の北越戊辰戦争秘話
景友さんを観るのは3回目になる。
まず最初にどうして今日はこの演目になったか説明した。
景友さんは村上市に縁があって公演に行くことがあるそうだ。それでご当地ものの新作を作ったのがこれ。
先日あるお客さんがたまたま村上のひとで是非定席でこの話をやってほしいといふからもしかしたら皆さんは興味がないかもしれないがやれと云われたからやります!といった。
それ、こないだ上野広小路亭で私の前に座っていたおじさんだ。確かに質問コーナーで質問せず関係ないそんなことをいっていた。
だけどどうやら今日はそのおじさんは来ていない。
そいで
広沢美舟さんがこれ絶品だった。
なんて素晴らしいトーンだろうか。
プレイも素晴らしい。
私も一応音楽家だからわかる。
こいつあぁ一味違う。
凄いプレイヤーだ。
頭ひとつ抜きん出ている。
もう名人だ。
動画では観ていたが実地に聴くとなおのこと素晴らしいのがわかる。
このひとまだ若い。
平成元年生まれ。これからも楽しみだ。
次に花渡家ちとせ
曲師は沢村理緒
不破数右衛門の芝居見物
汗びっしょりの熱演であった。
着物は汗をかくと洗濯が大変だろうなあと思いながら観ていた。
中入となり小便に立つ
帰ってきたら岡やんがアイス最中を食べている。カレーパンではなかったのか。
なんでも売場に立っていたら、はいどれになさいますかと買うものだと決めつけられたように声をかけられ仕方ないから買ったそう。
木馬亭名物だそうで結構みんな食っていた。
今日も港家小そめ
それで曲師が玉川祐子101歳!
映画の中のコンビだ。
祐子さんは出弾き
つまり衝立はなくて姿を見せてくれる。
演目は深川裸まつり
最初からバチの空振りがあったのはご愛嬌。なんといっても101歳だ。生きているのも凄いが現役で三味線をちゃんと弾いているのだからおっそろしいもんだ。
かけ声も気合いが乗っている。
悲しい局面では顔まで悲しくなる。
声も完全に泣いている。
深川裸まつりはいい話だから私も涙が滲みました。
小そめさんは啖呵がほんとにいい。
それで講談が入る。
神田桜子さん
安政三組盃 繁三出世
私は猛烈な睡魔に襲われた。
桜子さんも寝るタイミングになってるんじゃないかなぞ笑わせるが。なんでわかるんだ。ほんとにやばくなっている。
約4時間じっと座って浪曲を聴くにはかなり体力がいるだろう。中入後眠くなるのは当たり前なのかもしれない。
桜子さんが下手だといふことでは決してをないし話も面白いのだが。
周りを見れば爆睡している老人が散見される。私もここで寝落ちられたらなんたら極楽だろうかと思ったが。折角話をしている桜子さんに申し訳ない。なんとか我慢した。
このあとがよいから是非よめ
布団で蟠っていたらあっといふまに時間が過ぎてこりゃあやばい。
風呂にさっとはいり
昨夜の鍋に蒟蒻麺を入れそれに納豆をかけてかきこむ。
駅まで走る。
乗りたい電車には間に合った。
今日も浅草
雷門前で岡やんと待ち合わせ。
やあやあ、と岡やんに雷門をバックに構えてもらい写真をば撮る。のまないと本当に大人しいしとだが写真にだけは必ずしょうきんな構えで応えてくれる。
浅草寺に詣る。
何年ぶりだろうか。
たくさんの人。
白人も多い。
おっとうっかりしていたらこんな時間だ。
目的の木馬亭へ。
いやあ、しぶいねえ。
通りも実にいい。
木戸銭を支払いまごまごしていたら法被を着た係のひとが外出するんなら席に荷物かなんか置いてから行ったらよいといふ。いやいや、そんなつもりではなくて初めて来たのでどこに行けば良いのかわからぬのですと申した。
おお!そうですか!それはありがとう存じます!と初めての客がだいぶ嬉しいような反応を示す係のひと。
私は良くわかる。初めてライヴに来てくれるひとがいたらどんなに嬉しいことか。
不人気稼業のひとの気持ちがよくわかる。
係のひとが教えてくれ寄席に入る。
おお!写真や動画で見た通り割に広いなあ。素晴らしい。
岡やんがサウンドがよさそうなのはあの辺りだろうといふから割りと真ん中あたりに席を取った。予約制度もないし自由席だし浪曲はフリードムだ。
そいで外出す。
向かいの自動販売機で茶を購める。
岡やんが隣のカレーパン屋が気になるようで中入で買って食べるといっていた。
時間となり太鼓が打ち鳴らされる。
幕が開きまずは玉川奈みほ
曲師は憧れの
沢村豊子!
衝立があるトラディショナルスタイルだから姿が見えぬのが残念だがそこに豊子さんがおるのである!嬉しい!ああ、感激だ。
ところが、
あれ、え、
どうもピッチがずれる。
三味線はフレットがないからなあ。
豊子さんは86か7になっている。
耳が悪くなっていても全くおかしくはない。ロックンロールの先輩方にもプレイがよたよたになっているひとは確かにいるからなあ。
それでかどうかわからぬが奈みほさんも音痴になってしまっている。いや、もしかしたら奈みほさんの節を聞いて豊子さんは合わせようとしているのか?いや、だけど開放弦を使うからそいつは厳しい。
だけどいい。実にいい。ピッチが甘かろうが何だろうが名人沢村豊子が弾いているのだ!
文句なしだ。
演目は陸奥間違いであった。
落語でもやっている有名な話だから興味があったら調べてください。
次に天中軒すみれ
曲師は沢村理緒
演目は武林唯七
すみれさんは平成五年生まれだといふからNつと同い年だ。よく浪曲なぞやろうと思ったものだ。この臭い臭い浪曲のどこが良かったんだろうか。なぞ考えた。私はわかりますよ。蛇蝎の如く嫌うひとの気持ちも。何を唸ってやがんでえ。お涙頂戴の浪花節。ああ、いやだいやだ。といふ気持ちもわかりますよ。実は私にもなんでこんな大好きになっているのかよくわからんのだ。古いもんが好きだし、廃れ行くもんが好きだし、なんかこう現代社会と違う概念みたな感じが好きだし、時代劇が好きなのに似ているのかなあ。いやあ、でも凄い浪曲師は格好いいからあねえ。とにかく格好いいんです。
理緒さんはピッチがしっかりしていた。
音締めもよい。
次に
天中軒景友
曲師広沢美舟
演目は自作の北越戊辰戦争秘話
景友さんを観るのは3回目になる。
まず最初にどうして今日はこの演目になったか説明した。
景友さんは村上市に縁があって公演に行くことがあるそうだ。それでご当地ものの新作を作ったのがこれ。
先日あるお客さんがたまたま村上のひとで是非定席でこの話をやってほしいといふからもしかしたら皆さんは興味がないかもしれないがやれと云われたからやります!といった。
それ、こないだ上野広小路亭で私の前に座っていたおじさんだ。確かに質問コーナーで質問せず関係ないそんなことをいっていた。
だけどどうやら今日はそのおじさんは来ていない。
そいで
広沢美舟さんがこれ絶品だった。
なんて素晴らしいトーンだろうか。
プレイも素晴らしい。
私も一応音楽家だからわかる。
こいつあぁ一味違う。
凄いプレイヤーだ。
頭ひとつ抜きん出ている。
もう名人だ。
動画では観ていたが実地に聴くとなおのこと素晴らしいのがわかる。
このひとまだ若い。
平成元年生まれ。これからも楽しみだ。
次に花渡家ちとせ
曲師は沢村理緒
不破数右衛門の芝居見物
汗びっしょりの熱演であった。
着物は汗をかくと洗濯が大変だろうなあと思いながら観ていた。
中入となり小便に立つ
帰ってきたら岡やんがアイス最中を食べている。カレーパンではなかったのか。
なんでも売場に立っていたら、はいどれになさいますかと買うものだと決めつけられたように声をかけられ仕方ないから買ったそう。
木馬亭名物だそうで結構みんな食っていた。
今日も港家小そめ
それで曲師が玉川祐子101歳!
映画の中のコンビだ。
祐子さんは出弾き
つまり衝立はなくて姿を見せてくれる。
演目は深川裸まつり
最初からバチの空振りがあったのはご愛嬌。なんといっても101歳だ。生きているのも凄いが現役で三味線をちゃんと弾いているのだからおっそろしいもんだ。
かけ声も気合いが乗っている。
悲しい局面では顔まで悲しくなる。
声も完全に泣いている。
深川裸まつりはいい話だから私も涙が滲みました。
小そめさんは啖呵がほんとにいい。
それで講談が入る。
神田桜子さん
安政三組盃 繁三出世
私は猛烈な睡魔に襲われた。
桜子さんも寝るタイミングになってるんじゃないかなぞ笑わせるが。なんでわかるんだ。ほんとにやばくなっている。
約4時間じっと座って浪曲を聴くにはかなり体力がいるだろう。中入後眠くなるのは当たり前なのかもしれない。
桜子さんが下手だといふことでは決してをないし話も面白いのだが。
周りを見れば爆睡している老人が散見される。私もここで寝落ちられたらなんたら極楽だろうかと思ったが。折角話をしている桜子さんに申し訳ない。なんとか我慢した。
このあとがよいから是非よめ