W.C.カラスの駄々漏れ日記

W.C.カラスの日記です

231123

wckarasu
11時だったか、みわさん迎えに来てくれてしょうちゃんを拾い噂のどんどんへ。
萩発祥の山口県を中心としたうどんチェイン店だ。
こりゃあうまい。
うまうまのうまのうまうまのうま熊。
実に口に合う。
麺は案外コシがあるなと思った。

それから秋芳洞へ。
今日は観光の日なのである。

素晴らしい。
かつては賑わっていたに違いない
昭和の土産物屋
デッドストックにも程があろう、ボロボロに錆びたりもげたりしたキーホルダーも。
男根崇拝的置物や酒器も多数あり。
誰にも買われることのないペナントはうなだれてはいなくてもう跡形もなかった。
こうした土産店では軽く苦笑するような郷愁を覚えるだろう。

しょうちゃん、一眼レフカメラでパシャパシャスナップ写真を撮ってくれる。
このしとは、実におかしなしとで東京に家があって奥さんも残してきているのだが、コナロだったといふのもあってなんと四年間も故郷長門に居座っているのだそうだ。全く一回も帰らない。奥さんもあまり気にしていないといふ。しかしながら来年正月に免許証の更新があるのでいよいよ帰るそうだ。

みわさん、全員の切符を買ってくれ、鍾乳洞に入る。ありがとう存じます。
これから長い旅に出ます。

太古の時代よりそこに存在する自然の造形と数十年前に作られた観光所
奇妙な時間の捻れ。

太古の時代をくぐるタイムトンネル
天井からぶら下がる巨大な氷柱、岩盤からニョキニョキ生えるキノコ、流れの止まった滝とクラゲ、千の扇を並べた池

照明に照らされた洞窟は昔のSFドラマに出てくる書き割りの宇宙のよう。
照明の光で草が生えているよ。

鍾乳洞は時間を消化する内蔵だ。
彼は生きている
あなたの想像もつかない速度で
あなたは生きている
彼には想像もつかない速度で

そして二つの時間が交差する今この刹那をあなたは強烈に意識するだろう。


長い坂を登ると自然の光に辿り着いた。
出口だ。

かなり遠くて反対の出口からバスで駐車場まで帰った。

また土産物屋が立ち並ぶ通りに戻り
前に防府インド洋でういこちゃんがねぶり回していた、男根型の酒器を思い出に買おうかどうか悩んだが思い止まりやめた。

今ではめったに観なくなった名物を型どったデッドストックのキーホルダーを思ひ出に買う。

私は男根型酒器を買わなかったことを後悔した。もう二度と買えないかもしれない。

そいから
酒の種類が実に豊富な道の駅へ。
自然薯も売っており安かったが持って帰るわけにもいかず。
獺祭のスパークリング酒を夜皆で呑む用にバンド費で購入す。

そいから元乃隅稲成神社へ。
観光バスが狭い道を行く。
すれ違いに手間取る。
といふか通れないだろう。
一か八かで通っている。
運転士はさぞかし嫌だろう。
私も大型トラックで木や重機を運んでいたことがあるからわかる。大型が入ってはならん道だ。

この神社は新興の神社のようで60年代半ばくらいに地元のひとが勝手に建てたらしい。建てたらしいといっても祠は小さくて鳥居が無数に立ち並ぶ式の
根津権現とかの鳥居のあんな感じだ。
ただ珍しいのは海に向かう断崖絶壁の近くに建っていてそいつが絶景といふことらしい。駐車場も並ばねばならん大盛況。

にもかかわらず、土産物屋はしょぼいのが一軒あるだけで商売をする気が殆どないのが実にいい。
風は強かったがおかやん、みわさん、おちぃ、しょうちゃん、みな楽しそうに観光していて心持ちはよい。

そいから次に角島に行った。
角島大橋といふ島までの橋があり、渡る最中にちょうど夕陽が沈む。
素晴らしい光景。
忘れることはないだろう。

そいで土産物屋があって入ってみる。
なんか商売の上手いひとで
こんな雲丹はどこでも手に入るもんではない。このあたりはウニは上等なもんしかない。他所にあったとしても五千円は下らない代物。だけど今日はそれだけくれとはいいません!半額以下の二千百六十円だ!

雲丹は北海道か東北なぞ勝手に思っていたが、そふいえば富山でも獲れるし能登や越前海岸なんかもとてもいい。
山口県の日本海側は私は知らなかったがウニが旨くて有名なんだそうだ。

私は思わず雲丹を買った。
田川で世話になる会長にも何か土産をと考えていたがこれならポケットにも入るしもらっても面倒ではないだろう。バンド費でもうひとつ購入す。
会長は酒は呑まないが私はこいつと清酒は最高だろうなぞ思っていた。

そいでみわさんが折角私が運転しているのだから角島で一杯やったらどうだといふ。
そいつぁあ、ありがてぇ、ありがてぇ。

何かハートの輪っかで記念撮影できるテラスがあるちょっと有名らしいレストランに入る。
イカと栄螺で軽く一杯やらしてもらう。
ごちそうになってばかりですみません。
あたりは真っ暗くらのくら。

帰路に就く。
いやあ、楽しかった楽しかった。
疲れて眠らしてもらう。

しょうちゃんはおかやんとの連日の深酒で苦しいそうで今日はおとなしく帰るといって家の前で降りた。

Aコープに寄る。
お刺身はもうさみしい売れ残りの一人前盛り合わせ三パックしかなかったが全部買う。

おかやんの家に着いて。
みわさんが鍋の支度をしてくれる。

私はその間疲れをとるのにゆくり入浴す。
あ~、ごくらっきゃあ。

宴の支度が整い、みなでやる。
みわさんのパートナータツオさんも来る。
私と同い年であった。

う~む。
昔若い頃はバンドの仲間の兄弟やら親やらには会うことはしょっちゅうであったが、
こうして還暦周りになっておかんやんの家族と楽しく過ごせるのは感慨深いなあ。
みわさんには感謝する。

そいからおかやんの昔のアルバムなんかを見てむちゃくちゃ楽しい時間を過ごしましたが、
その後皆いなくなり、私とおかやんだけになるとまた何かこうどういふわけだかブラックカラスになってしまい、いいがかりをつけたようですみませんでした。